価値観を知る

6月4・5日、EIC合宿が筑波で開催された。

今回の合宿は僕たち新入生にとってKOLC以外のLCと関わりを持つ初めての機会だった。

 

この合宿のテーマがXTART(クロススタート)ということで多様な価値観を知り、それを認め合うというものだった。

また、GROUND RULEとして「変化へのプライド」「価値観の承認」とあって、合宿を通して6人という少数のWG内ではあるがお互いの価値観に触れる機会がかなり多かった。

さらに大きなテーマとして掲げられていたのは「自分の価値観を知り、それを語れるようになる」というものだ。

なぜ価値観を知るのが大事なのかということに対して、これからのアイセックの活動にメリハリをつけるためだと自分では解釈している。人は価値観を元に目標を立て、価値観を元に行動をすると思うからだ。少なくとも自分はそういう風に人生を選択してきたと思う。

価値観を知るために重要なのは過去の自分だ。自分が今までどうやって生きてきたかが価値観の形成に重大な影響を及ぼしてるはずだ。

 

過去を知るための方法として自分を一番掘り下げやすかったのはモチベーショングラフだ。

自分のモチベーショングラフの特徴は中学入学や高校入学など環境の変化に応じてモチベーションが高まっていたというものだ。振り返るとそれぞれのライフステージで新しいスポーツを始め、挑戦することにモチベーションを感じていた。

 

モチベーショングラフを通して中学時代の挫折が大きく自分の価値観を形成していると改めて感じた。その挫折は自分自身に大きな後悔を与えた。その後悔の苦しさ故に、自分は諦めることがとても嫌いになり、強い反骨精神を劣等感の中から自分で抱こうとするようになった。

こうして中学時代から今までに形成された価値観は挑戦と反骨精神だ。

 

では、中学以前の自分はどうだっただろうか。

僕には兄と姉がいる。彼らとは年が離れていたせいか、自分は兄と姉の友達に可愛がってもらった。その時の兄と姉の友達の気持ちー子供を笑顔にすることの喜びーを今になって理解出来る。幼い時の経験が僕を子供好きにし、笑顔への関心を強くした。

それが僕のカンボジアの子供たちへの関心につながっていると思う。

 

挑戦、反骨精神、笑顔の3つの価値観が今の自分のアイセックへのモチベーションを支えている。とこの合宿を通して自分の中で結論を出した。

 

 

また、今回の合宿で今まで見過ごしていた自分に気づいた。僕は自分を見つめることが嫌いで、いつも自分自身の状況把握を避けていた。自分を見つめても欠点しか見えないし、それを長い間改善できていない自分が嫌いだ。それでも、自己成長のためには現状の自分を知ることが重要なのもわかっている。

これを機会に自分を見つめ直す方法から考え直さなければと思う。

 

 

 

自分が合宿で感じたり思い直したことは多いが、それを今後の私生活さらにはアイセックの活動で活かして、仲間とともに高め合いたいと思う。